ネオ21ブログ

図1 各地の気温差グラフ

みなさん 『暑いですね~ 正しくお洗濯してますか~』

若大将で~す
今回は、海外と日本の衣類に対する意識の違いのお話をしましょう♪

日本は、古くから着物文化から根付いた考え方が今でもあります。
「洗い張りして縫い直せば新品の様になる」から根付いた考えが『一張羅』です。
「高い衣類は長く着られる」とか「鮮やかな色はいつまでもキレイ」と思っています。
ですからクリーニングに対しての考え方も「業者はプロだからどんなものでも洗える」と考えられています。

では、海外はどうでしょうか?

海外では「形あるものは壊れる」を基本に着用や洗濯で変化する事は当たり前と言うのが洋服文化と言われています。
考え方として「高価な物でも低価格な物でも繊維製品に違いが無い」とか「鮮やかな色は色あせて当たり前」のように古さを共に楽しむ考え方なのでクリーニングに対しても「洗うことを前提としていない衣類がある」と認識しています。

もちろん、これだけではありませんが意識の違いが多い気がします。

その他の違いで大きいのは気候です。図1を見てください。
これは、各地の気温差を現したものです。

次に、図2を見てください。これは、各地の降水量をグラフにしたものです。
ここで余談ですが、なぜ大阪なのかは、日本は有数の盆地がありその中でも分かりやすいので参考としています。

本題に戻りましょう~

見ていただいてお判りになるように、大阪の気候は「夏は暑く、雨の多い高温多湿の気候」なのです。

このような高温多湿の環境は、衣類に大きな影響を与えます。例えば、シルク製品の汗による変色やポリウレタンの加水分解の促進による劣化、ウールなどの汗褪色もあります。

綿製品などでも、水洗い不可でドライクリーニング指定となっているものをドライクリーニングを繰り返すことで汗の残留による変褪色を招く可能性も他の地域より高くなります。

完璧なクリーニングが無いように、どんな状態でも変褪色を起こさない染色もありません。

どんな衣類も着用や保管により何らかの変化は生じます。どのような変化が起こるのかを知ることは必要ですし、変化を楽しむ余裕も必要でしょう。

図2 各地の降水量グラフ

『高い服は一生物』という気持ちもあるでしょう。

しかし、高い服も様々です。希少な素材を使用すれば高くなります。
でも、その素材がデリケートな素材だったら着用時の摩擦や汗、保管中の窒素酸化物の影響で変化するかもしれません。

素材も大きく変化しています。過去にはなかったような新素材の出現から、従来からあった素材でも改良が進み極細化されたものなど。環境問題もあり染色方法も変化していますし、地域特性(特に染色の場合の水質)、設備、技術力の差などもあり、見ただけでは事故の可能性を予見できないのが現実です。

みんなで様々な要因を理解し、今後のために生かして行けるシステム作りがこれからは必要と思います。

一生お付き合いしたい衣類なら、その衣類に使われている素材や染色、縫製などをしっかりと見極めて購入して欲しいと思います。

経時劣化が激しい素材は短い期間しかお付き合いできません。たとえ劣化を遅れさせることが出来たとしても、 長い期間のお付き合いは出来ないということを判ってくださいね!

最期に、高温多湿の日本で湿度が低く衣類に対する考え方の異なる地域で企画された衣類を着用することのリスクを理解した上で着用していただきたいと思います。


SEE YOU ・・・・!(^^)!

洗濯アドバイザーの若大将でした